受験勉強を始めるにあたって

前回の更新では、化学のオススメの参考書について書きました。

今回は受験勉強を始めるにあたって気をつけることを伝えられればいいなと思います。受験勉強を始めようと思っている人に向けて書いているので、参考にしてもらえると嬉しいです。

 

  1. いつから始めるべきなのか
  2. 何から始めればいいのか
  3. どのように勉強するのか

受験を考える人が気になるであろう3つのトピックについて書いていこうと思います。

 

いつから始めるのか?

今でしょ!

ちょっと古いですが、まさにこの言葉通り。

受験勉強に関しては、早く始めた者勝ちだと思います。

そうは言っても勉強に向かうのは難しいと思います。そこまで意識高かったらこの記事は読む必要はないですしね。

医学部を目指す受験生だと高校生になったタイミングから塾に通いだす人も多いです。ただ三年間しっかり受験勉強に向かうのは難しいと思います。部活、遊び、恋人などなど青春したいですよね。

そうは言っても、勉強時間の絶対量は必要になってきます。

僕が個人的に必要だと考えているのは入試本番までに4000時間の勉強をすることです。4000時間をどうやって割り振るのかは人それぞれです。

例えば1日12時間勉強を一年間続けると、12h×365=4380h

4380時間となって、4000時間以上勉強したことになります。

もちろん毎日できるわけないので、前後はすると思いますが、それでも1日12時間を目標にすれば自ずと超えてくるはずです。

 

 努力をしてきた人にどう追いつくのか

 

第一志望に合格する上で、相手になるには今の自分よりはるかに頭がいい人になってくると思います。そのライバルたちにどう追いつくのか。さらには追い越す必要があります。いわゆる逆転合格ですね。

 

その時に大事になってくるのが、高負荷×高回数

 

つまりどれだけ集中して、長時間の勉強をできるかです。

たまに短時間で集中して勉強しているから、自分は大丈夫と言い聞かせている人がいますが、それは大きな間違いです。

長時間勉強をしている人の方が、おのずと集中している時間は長くなります。なので自分に言い訳しないで、努力しましょう。

言い訳を続けて浪人を重ねて、より多くの時間を費やすよりも1年間誰よりも頑張って、パパッと決めた方が効率的ですよ。

 

ここまで読んでくれた人はわかると思いますが、大事なのはいつから始めるかではなくどのくらい勉強をするかです。

どれだけ早く4000時間勉強することができるか、そのためにいつから始めるかを計画することが大事だと思います。これさえ守れば逆転合格ではなく必然の合格になります。つまり逆転合格は存在しないんです。

 

何から始めるのか?

まずは英語から始めましょう。

どの塾の模試でもいいので偏差値70を超えることが大事です。

英語の勉強については、今後詳しい記事を書く予定ですが、まずは単語がわからないと話になりません。そのため自分の好みな単語帳をとりあえず3周読んでみてください。単語を覚えつつ英文法を勉強してください。

英語が苦手な人はそれだけで世界が変わると多います。

 

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ここで質問です。

何が合否を大きく変えると思いますか?

 

この答えは数学ができるか否かにつきます。

英語はいくら得意でもみんなある程度はできてしまうので、そこまでのアドバンテージをとることは難しいです。

ですが数学は差がつきやすい科目です。その分できたときのアドバンテージは大きくなります。なので数学はしっかりと勉強しましょう。

数学のオススメの参考書も記事にする予定ですが、とりあえずは『一対一対応(東京出版)』で演習をしていけば間違いないです。

 

 

 

現役生と浪人生の大きな違いは理科を履修済みかそうでないかです。

物理化学生物のうち1科目をしっかりと勉強しておくといいと思います。

現役生だと物・化にするか、化・生にするか迷うと思います。

どちらにも共通しているのは化学なので、まずは化学から手をつけるといいです。

物理選択、生物選択は迷ったら物理にするということを覚えておくといいです。物理選択の場合、理系の大学であれば選択肢が絞られることはないですが、生物選択の場合、生物系の大学に絞られてしまいます。

また物理は生物よりも高得点が狙いやすい科目でもあります。

 

どのように勉強をするのか?

Analysis×Planning×Effort

この3つの三本柱があります

Analysis(分析) 

=現在の自分の学力レベルと志望校のレベルの差異を見極める

  • 高校での順位

わかりやすく言うと東大合格者が5人でる高校なら、その順位以内に入っていたら、医学部に受かる確率も高くなると言うこと

  • 模試での判定、偏差値

自分がどれだけの偏差値なのか、志望校の判定はどのくらい取れているのか、どの分野に穴があるのか客観的に知ることができるので、有効活用しましょう。ただ入試問題とは異なるので、判定が取れなくていなくても落ち込む必要はありません。

  • 志望校の問題のレベル

現役生なら高3の夏までに一度過去問を解いてみてください。難しくてコテンパンにされることが多々あります。ですが合格するためには現状何が足りていないのかを知る必要があります。各大学によって問題に特色はあるので、志望大学に向けた対策をしていかなければいけません。

数学は簡単だから標準問題レベルをやり込めばいいんだとか、英語は分量が多いから早く読むトレーニングをしなければならないなとか、過去問を解いてみないことにはわからないこともあります。

 

Planning(計画)

=勉強の計画を立てる

  • 長期的な計画を立てる

この参考書はいつまでにおわらせる、模試でこの範囲が出るからそれまでには演習しておこうといった長期的な計画を立てます。

  • 一日ごとにどの科目どれだけを勉強をするかの計画を立てる

参考書を自分が決めた期間までに終わらせるために一日何問やらなきゃいけない、などを決めます。ここで大事なのは時間で区切るのではなくその演習量に応じて勉強を進めていくことです。

  • 模試ごとに計画を立て直す

模試の結果から今の自分に何が足りていないのかをしっかりとフィードバックすることが大事です。そのため計画の大筋は変えませんが、ちょくちょく変更していくことが大事です。

 

Effort(努力)

=どれだけ勉強するか

なるべく計画通りに進めるために努力していきます。

ここに先ほどから述べていた4000時間勉強が入ってきます。勉強時間を可視化するツールとして『Study plus』はすごいオススメです。

勉強をしていくにつれて数値として努力の量が見えるので、モチベが上がっていきます。

 

 

例えば自習室で勉強するとき毎日一番最後まで残るだとか自分でマイルールを決めてやり通してください。他の誰よりも努力したと思えるくらい頑張れば、それもまさしく青春になります。入試本番前に緊張してきたら、自分が頑張ってきたことを見返してみてください。きっと大きな自信になると思います。

 

 

まとめ

  • 今すぐ始める
  • 4000時間勉強
  • 計画を立てる
  • 自分と志望校のレベル差を見極める
  • 息抜きは大事

 

ここまで読んでくれたありがとうございました。

参考になれば幸いです。

 

 

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